タイ旅行記 ―3日目― ワットプラケオ・ワットアルン・ワットポーで寺巡りとムエタイ体験

BTS(高架鉄道)を乗り継いで、エクスプレスボートでチャオプラヤ川を遡上する。

寺巡り・その1、ワットプラケオへ。

前年の10月に国王が崩御し、タイでは服喪期間ということで、黒い服を着て歩いた。ワットプラケオを参拝している現地の人も黒い服を着ていた。ネットの情報で、観光客も同様にするべきというのを見たので、一応持ってきた黒い服を着ていたが、外国人とみられる観光客は皆、色とりどりのカジュアルな服だった。

チャオプラヤ川を渡り、寺巡り・その2、ワットアルンへ。

暑いので、たくさんカットフルーツを食べた。バンコクのどこにでも屋台があり、さまざまなフルーツを売っていた。見たことのない果物なので聞くと、ローズアップル、タイのりんごだという。甘くシャクシャクしてとてもおいしい。

前国王の追悼碑のようなもの。

昼食はトムヤンクン。本場の味を楽しみにしていたのだが、出している店をなかなか見つけられずにいたため、やっと食べられた。

そして寺巡り・その3、ワットポーへ。ちょっと非効率的な回り方をしているが、最後にここでマッサージを受けて疲れを癒やしたかったので、この順になった。

タイのねこ。なんか埋もれてた。

タイの職人。ちょっとハラハラする。

タイの僧侶には特別に敬意を払わなければいけないそうだ。楽しそうに談笑する姿を遠くから眺めた。

有名な涅槃仏。

コインを買って、鉢の中に入れていくと煩悩が消えるらしい。

枕(?)の模様が美しかった。

全身30分のタイ古式マッサージを受ける。いででででっ! と声が出て、施術スタッフに笑われる。

のんびりしすぎて時間がなくなってきた。次の予定、ムエタイ体験の予約時間が迫っていた。BTSでは間に合わない。ガイドブックには「乗るな」と書いてあったけど、バイクタクシーに乗ることにする。現地では若い女性も気軽な感じで停めて乗り込んでいるから、まあ大丈夫だろう。

通りでたむろっている運転手のおじさんたちに声を掛ける。行き先を書いた紙を見せると「OK,OK!」と明るく答えた人とは別のおじさんが出てくる。バイクにまたがる。やっぱり怖い。でも早くジムに着きたい気持ちが勝つ。

車と車の隙間を抜けてバイクが走る。近い、近すぎる! 隣の車に脚がぶつかりそうでヒヤヒヤする。叫びたいけれど、ドライバーの気が散ったり怒らせたりしたら大変なので我慢する。寿命が5年は縮まったと思う。

無事にムエタイジムに着いた。ネットで見た時は「日本語のスタッフがいて日本語が通じます」と書いてあったけれど、実際はいなかった。だが英語で話してくれるので大丈夫だった。日本から持ってきたヨネックスのTシャツと、ウィークエンドマーケットで買ったムエタイパンツを身に着け、裸足でリングに上がり、パンチとキックの基礎を教わった。

本当はもっとみっちりやりたかったのだが、現地の子どもたちが練習している場所をお借りしている状況に耐えられなくなり、途中で「もう充分です」と断り、あとは見学することにした。当然ながら子どもたちは私よりも上手だった。