小学3年生のすべらない話

姉と私、それから小学3年生の女の子である姪の3人で話していた時のこと。姉が私に「すべらない話、してよー」と無茶な要求をしてきた。何かにつけ姉の真似をしたがる姪も「すべらない話、してよー」と騒ぎ出してしまい、声を合わせて「してよしてよ」の大合唱。こうなるともう止まらない。

仕方ないなぁ、と私は話し出す。

学校で怖い先生がいてね、部活の最中にみんなを集めてお説教を始めたの。ものすごく怒ってて、怒りながら、ジュースを飲もうとしたんだけど、みんなの方を見たまま飲もうとしたもんだから、鼻の穴にストローがズボッ!と入ったの!はい、すべらんな~。

面白い話をするというのは素人には難しい。この話、書いていても面白くないし実際少しもウケなかった。

次は、姪ちゃんの番ね。うん、わかった。

学校でこわ~い先生がいて、たばこを吸おうと思ったんだけど、間違えて指に火をつけたのね。そしたらその先生、燃えちゃったの。

終わり。場は爆笑に包まれた。そしてウケたことに気を良くしたのか、催促してもいないのに別の話が始まった。

工場で5人の人が働いていてね、1人が失敗して燃えちゃったの。それを助けようとして3人が燃えちゃったの。別の1人が救急車を呼んだんだけど、救急車に乗ってる人も燃えてる人に近付いたらみんな燃えちゃったの。それが燃え移って、工場も全部燃えちゃったの。町もみんな燃えちゃって、その町には誰もいなくなったの。

小学生ブラックすぎる。