貧乏だと自炊がつらい

貧乏なら自炊をすればいいじゃない – カリントボンボン
http://d.hatena.ne.jp/neji-ko/20120320/p1

節約自炊できる人ってタフだなぁと思う。
フルタイムで働いて、毎日献立考えて、スーパーで買い物して、作って、後片付けして…それだけでも大変なのに、「いかに予算内に抑えて栄養をとるか考える」っていうタスクが増えるなんて、かなりハードな生活じゃないかな。それに自炊に関わるあれこれって実は判断の連続で、精神が健全じゃないとできなかったりする。

貧乏は心を病む。
自分が本当にお金がなかった頃はスーパーに行くのがつらかった。こんなに品物がいっぱいあるのに、貧乏な私に買えるものはほとんどない。周りは幸せそうな子ども連れのお母さん。どうして私はそっち側に行けないんだろう、私は何をカゴに入れたらいいんだろう、どうしてこうなってしまったんだろう、お店の通路に立ちつくして、頭の中は、ぐるぐるぐるぐる…。

好きだった自炊が、大嫌いになった。

そして食糧を買うのにも困っているのに、4Lの安い大容量ペットボトル焼酎を買って飲んでいた。昔、警察関係の身内を持つ知人に聞いたことがある。自殺した人の部屋に立ち会いに行くと、大抵、あの大容量ペットボトル焼酎の容器が転がってるんだって。だからそれを飲み出した時、「やばいな」と感じた。このままだと、私、やばい。

その後はいろいろと状況が変わって今は料理を楽しめているんだけど、今度は同居人と「なんで専業主婦でもないのに私ばっかり作らないかんのじゃー!ぎゃー!」みたいな争いを時々するようになった。まったく、悩みは尽きない。